議会とは?
議会とは何?
「安心して生活したい」「公園がほしい」「学校の環境(かんきょう)をよくしてほしい」「道路を修理してほしい」など、市民ひとりひとりが小美玉市にしてほしいことはたくさんあると思います。
学校でなにかを決める時も、クラスのみんなで話し合って決めるように、小美玉市をより良くするための方針もみんなで話し合って決めます。これが民主主義の考え方です。
ただし、学校のクラスと違って、小美玉市の人口は4万5千人以上。みんなで話し合うには、場所も時間もありませんし、一度に集まって物事を決定するのは不可能です。
そこで、市民の代表として、みんなの代わりに話し合いをするのが、市議会議員の人たちで、その集まりが市議会です。
何をしているの?
市長からみなさんの暮らしに関係する、市のルールである「条例」や市のお金の使い方を定めた「予算」といったさまざまな計画案(議案)が提出されます。
市議会は、計画案(議案)が、市民のために正しい内容となっているのかどうか、市民のみなさんから頂いた税金が正しく有効に活用されているかなどについて、市民の代表として市長の仕事をチェックする大切な仕事をしています。
議員はどんな人?
小美玉市議会には、現在20人の議員(定数20人)がいます。議員は4年に一度、市民によって選挙で選ばれます。
議員に立候補できるのは、25歳(さい)以上の市民で、立候補できる権利のことを被(ひ)選挙権といいます。また、選挙で投票することができるのは、18歳(さい)以上の市民で、投票できる権利のことを選挙権といいます。
議員の選挙と同じように市長も4年に一度、市民によって選挙で選ばれます。
市長に立候補できるのは、25歳(さい)以上の国民で、議員と違(ちが)い市民でなくても立候補ができます。
このように、市の仕事を実行する「市長」とその仕事をチェックする「議員」を、ともに市民の選挙によって選ぶ制度のことを二元代表制といいます。
市民・市議会・市長の関係
仕事をしている人でも議員になれるの?
主婦の人、農業を営んでいる人、会社を経営している人、専業で議員をしている人、企業(きぎょう)に勤めている人など議員の職業は様々です。ただし、公務員などの特定の職業との兼業(けんぎょう)は認められていないため、公務員が議員に立候補する場合は、公務員を辞職することになります。
議会の構成はどうなっているの?
市議会は20名の議員で構成されていますが、会議で話し合いがスムーズに進むように司会進行をしたり、式典などの行事に出席する市議会の代表者が必要です。この代表者を「議長」といい、議員の中から選挙で選ばれます。また、議長の仕事を助けたり、議長が病気などで不在のときなどに議長の代わりをしたりする「副議長」も同様に選挙で選ばれます。
また、市議会にも国会の政党と同じように、同じ考えを持って活動する「会派」があります。小美玉市議会には5つの会派があります。(R4.7.1現在)