救急車の適正利用について
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救急車の適正利用のお願い
小美玉市消防本部では、3台の救急車(予備車1台を除く)で市民の皆様からの救急要請に応えております。救急要請(119番通報)を受けると管轄区域にある救急車が向かいますが、救急要請は全国的に毎年増加傾向にあり、救急要請が重複した場合には救急要請に対応するため管轄区域の救急車が向かえない状況が多く発生しています。
なお、救急車を利用した方々の内、約半数は入院の必要のない軽症と診断された方々です。
この状態が続きますと、本当に救急車を必要としている方(心停止や心筋梗塞、脳梗塞、命にかかわるひどいケガなど)の所への到着が遅れて、『救えるはずの命』が救えなくなってしまう結果になってしまうことがあり得ます。
このような現状をご理解いただき、救急車を必要としている方(危機的状態の方)がいち早く適切な医療を受けられるよう『救急車の適正利用』をお願い致します。
※ただし、命にかかわると思われる重大な病気やケガの場合、または救急車を呼ぶべきか判断に迷ったときには、すぐに119番通報してください。
〇救急車到着までの全国平均時間の推移
平成10年…6.0分
平成20年…7.7分
令和元年…8.7分
※平成10年と令和元年を比較して、救急車の到着時間は2分40秒以上も遅くなっています!
※心肺停止になった場合、直ちに適切な救命処置(心肺蘇生法)をしなければ、10分以内に救命の可能性はほぼゼロ!になるというデータが示されています。
救急車はどのように利用すべきか下記の救急車利用マニュアルを念頭に、救急車の適正利用にご協力頂けますよう、みなさんのご理解をお願い申し上げます。
○救急車利用マニュアル(外部リンク:総務省消防庁)
https://www.fdma.go.jp/publication/portal/post2.html
※救急車を呼ぶべきか迷ったら、24時間受付の『茨城県救急電話相談』に相談してください。
子ども:局番なしの#8000
大人:局番なしの#7119
茨城県救急医療情報システム
https://www.qq.pref.ibaraki.jp/
地域医療・救急医療
http://www.city.omitama.lg.jp/0655/genre1-2-001.html
※緊急性がない場合は、『タクシー』または民間会社が運営している『民間救急車』や『福祉タクシー』をご利用ください。
(例)
1.病院を受診したいが、自分では運転できない、または運転するのが不安な場合など。
2.病院を受診したいが、ご家族やご親族で対応が困難な場合など。
3.病院や施設への入院入所または退院退所時に、ご家族やご親族のサポートが受けられない場合など。
4.その他、命にかかわるような状態ではないが病院を受診したい場合。