不法投棄とは

  不法投棄とは、廃棄物を定められたルールに従って適性に処理せず、処分場以外の山林や原野、空き地などにみだりに捨てたり埋めたりする行為です。
例えば・・・

• 人気のない山林などに廃棄物をトラックで運んで捨てること
• 資材置き場などに廃棄物を野積みにしたまま放置すること
• 空き地などに廃棄物をダンプで運んで重機で穴を掘って埋めること
• 空き倉庫や工場跡地などに硫酸ピッチなどの有害な廃棄物を持ち込むこと
• 道路沿いにタバコの吸い殻や空き缶などをポイ捨てすること

などがあげられます。

不法投棄には厳しい罰則があります

  不法投棄をした者は、5年以下の懲役若しくは1,000万円以下（法人の場合は、3億円以下）の罰金、またはその両方の罰則が科せられます

不法投棄の発生等の状況

市内ではこのような不法投棄等が発生しています

市の不法投棄防止対策について

  市では、不法投棄を未然に防止するために、次のような活動を実施しています。

• 投棄されやすい場所への不法投棄防止用警告看板の設置
• 最も危険な場所への監視カメラの設置
• 市環境課及び関係機関等と連携した監視パトロール
• 不法投棄監視サポーターと連携した監視強化
• 不法投棄インターネット通報による地域情報の収集強化
• 広報紙・ウェブサイトによる啓発活動

土地の所有者（管理者）には責任があります

  土地の所有者（管理者）は、自分の土地に不法投棄をされた時は、捨てた者が不明な場合、その廃棄物を自らの責任で処理しなければなりません。
  日頃から、こまめに草刈りをして清潔に保つようにし、みだりに人が立ち入れないように囲いや防犯灯を設置するなどして、土地の管理には十分に注意してください。

こんな甘い言葉に注意してください

  人を甘い言葉でだまして、自分の利益のために不法投棄をする悪質な業者が増えています。こんな話を見知らぬ業者から持ちかけられたときは、十分に注意してください。

• 土地を資材置き場として貸したところ、廃棄物が持ち込まれるようになり、事情を確認したが、一時的な保管ですぐ撤去するとの答えだったので信用していたら、廃棄物の山が残されたまま放置されるなどといった被害が発生しております。
  『あなたの土地を貸してほしい』などと話を持ちかけられたときは、相手方をきちんと調査し、使用目的などを明確にした上で賃貸借契約を書面で結ぶことが重要です。
• 『無料であなたの土地を造成します』と話しを持ちかけられたため、とてもいい話だと思い土地の造成をお願いしたところ、不適正な残土の処分の場所に使われたり、重機で穴を掘って廃棄物を埋められたりするといった事件が多発しています。
  土地の造成をするには、法令等による規制があったり、許可等が必要であったりするので、依頼する前に必ず担当窓口へご相談してください。
• 便利屋などを装い、『ごみを安価で処分します』と言って、有料で引き取ったごみを適性に処分せずに少し離れたところに捨ててしまうといった事例が増えています。大型のごみや多量のごみを処分する場合は、信頼できる専門業者（許可業者）に依頼するようにしてください。

こんな不審な現場を見かけたら・・・

  このような不法投棄の疑いのある現場を見かけたり、少しでも不審に思ったときは通報してください。

• 工事現場でもないのに、重機を使って不自然な穴を掘っている。
• 廃棄物の処理場でもないのに、廃棄物が多量に集められている。
• 早朝や深夜に見かけないダンプが出入りしている。
• 空き地などの周囲に突然高い塀が作られた。

不法投棄をしている者を発見したら・・・

  “不法投棄をしている者を発見した場合”または“不法投棄をした者が特定できそうな証拠品を見つけた場合”は、「日時」や「場所」、「投棄物の種類」、「投機者の特徴」、「車両のナンバー」など分かる範囲で結構ですので記録していただき、環境課、最寄りの交番、石岡警察署生活安全課（TEL 0299-28-0110）へ通報してください。不法投棄された廃棄物は現状のままにしておいてください。
  なお、ご自身の安全を確保していただき、投棄者に接触したり連絡したりすることは、危険ですので絶対に避けてください。