(趣旨)

第1条　小美玉市新型コロナウイルス感染症対応医療従事者慰労金(以下「慰労金」という。)の給付については、この要綱の定めるところによる。

(目的)

第2条　市内の保険医療機関である病院及び診療所、歯科(以下「医療機関等」という。)の従事者が、新型コロナウイルス感染症の拡大防止、収束に向けて、強い使命感を持って業務に従事していることに対し、慰労金を給付する。

(慰労金給付対象者)

第3条　慰労金の給付の対象となる者は、常勤及び非常勤並びに正職員及びパートなどすべての勤務形態を対象とし、次の各号に掲げる要件を満たす者とする。ただし、医療機関等が直接雇用していない者(派遣労働者や業務受託労働者等)を除く。

(慰労金の額)

第4条　慰労金の額は、1人当たり50,000円とする。なお、慰労金の給付は、1人につき1回に限るものとし、市長は予算の範囲内で給付するものとする。

(慰労金の申請等)

第5条　慰労金の給付を受けようとする者は、勤務先の医療機関等の開設者に対して慰労金の申請及び受領に関する権限を委任し、委任を受けた医療機関等の開設者(以下「申請者」という。)が、小美玉市新型コロナウイルス感染症対応医療従事者慰労金交付申請書(様式第1号)に、次項の各号に掲げる書類を添えて市長に提出するものとする。ただし、2以上の医療機関等に勤務している者は、1の医療機関等の開設者に対してのみ権限を委任することができるものとする。

(申請の受付期間)

第6条　慰労金交付申請の受付期間は、令和3年6月21日から令和3年9月30日までとする。

(交付の決定)

第7条　市長は、第5条の規定に基づく申請があったときは、当該申請に係る書類の審査及び必要に応じて調査を行い、慰労金を給付することが適当と認めるときは、速やかに給付を決定し、その内容を小美玉市新型コロナウイルス感染症対応医療従事者慰労金交付決定通知書(様式第5号)により申請者に通知するものとする。

(申請が行われなかった場合等の取扱い)

第8条　市長は、第6条に定める期間内に第5条の規定による申請が行われなかった場合は、当該給付対象者が慰労金の給付を受けることを辞退したものとみなす。ただし、市長が特段の事情があると認めるときは、この限りでない。

(不当利得の返還)

第9条　市長は、慰労金の給付を受けた後に給付対象者の要件に該当しないことが明らかとなった者又は偽りその他不正の手段により慰労金の給付を受けた者に対し、給付を行った慰労金の返還を求めるものとする。

(実績報告等)

第10条　慰労金の交付を受けた医療機関等は、給付対象者への給付が完了したときは、完了の日から起算して30日を経過する日までに小美玉市新型コロナウイルス感染症対応医療従事者慰労金実績報告書(様式第6号)に、次項の各号に掲げる書類を添えて市長に提出しなければならない。

(受給権の譲渡又は担保の禁止)

第11条　慰労金の給付を受ける権利は、譲り渡し、又は担保に供してはならない。

(その他)

第12条　この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。