○小美玉市消防本部安全管理規程
平成18年3月27日
消防本部訓令第26号
目次
第1章 総則(第1条―第6条)
第2章 安全管理体制
第1節 総括安全責任者等(第7条―第11条)
第2節 安全関係者会議等(第12条―第16条)
第3章 安全管理業務
第1節 安全教育(第17条・第18条)
第2節 安全巡視等(第19条―第23条)
第4章 記録及び報告等(第24条・第25条)
附則
第1章 総則
(目的)
第1条 この訓令は、小美玉市消防本部における職場及び職員の安全管理に必要な事項を定め、公務災害の防止及び軽減を図り、もって安全な消防業務の推進に寄与することを目的とする。
(総括安全責任者の責務)
第2条 総括安全責任者は、職場及び職員の安全管理について総括し、職場及び職員の安全の維持向上に努めなければならない。
(総括安全副責任者の責務)
第3条 総括安全副責任者は、総括安全責任者の指示を受け、職場及び職員の安全管理に関する事務を補佐する。
(安全責任者の責務)
第4条 安全責任者は、職場及び職員の安全管理の推進者として、この訓令に定めるところに従い、誠実に職務を遂行しなければならない。
(指揮者の責務)
第5条 訓練時及び警防活動時の指揮者は、常に職員の活動状況等を的確に把握し、安全管理に努めなければならない。
(職員の責務)
第6条 職員は、常に安全に関し自己管理に努めるとともに、総括安全責任者、総括安全副責任者及び安全責任者がこの訓令に基づいて実施する安全管理上の措置に従わなければならない。
2 職員は、訓練時及び警防活動時等においては、指揮者が行う訓練及び警防活動等に必要な指示に従うほか、安全管理上の指示に従わなければならない。
第2章 安全管理体制
第1節 総括安全責任者等
(総括安全責任者)
第7条 消防本部に総括安全責任者を置く。
2 総括安全責任者は、消防長をもって充てる。
3 総括安全責任者は、職場及び職員の安全管理に関する事務を総括するとともに、総括安全副責任者、安全責任者その他安全管理に関係ある者を監督指導する。
(総括安全副責任者)
第8条 消防本部及び消防署に総括安全副責任者を置く。
2 総括安全副責任者は、消防本部にあっては総務課長、消防署にあっては消防署長をもって充てる。
3 総括安全副責任者は、総括安全責任者を補佐し、安全管理の推進者として安全責任者その他安全管理に関係ある者を監督指導する。
(安全責任者)
第9条 消防本部及び消防署に安全責任者を置く。
2 安全責任者は、消防本部にあっては課長補佐又は主査、消防署にあっては副署長又は当直司令をもって充てる。
3 安全責任者は、次の各号に掲げる事務を掌理する。
(1) 危険防止に関すること。
(2) 安全教育に関すること。
(3) 公務災害の原因調査及び再発防止対策に関すること。
(4) 庁舎、訓練施設等の安全巡視に関すること。
(5) 安全管理に関する記録等の整備に関すること。
(6) その他安全管理に関すること。
4 安全責任者は、前項各号に定める事務に関し、必要に応じ総括安全副責任者に対し、改善措置等について意見を具申しなければならない。
5 総括安全副責任者は、安全責任者を選任したときは、当該安全責任者の氏名を職場の見やすい箇所に掲示する等により関係職員に周知させなければならない。
(安全担当者)
第10条 総括安全副管理者は、安全責任者の事務を補助させるため、必要に応じ安全担当者を選任することができる。
2 安全担当者は、安全責任者の指示を受け、安全に関する事務を誠実に行わなければならない。
(安全責任者等に対する教育等)
第10条の2 総括安全責任者は、安全の水準の向上を図るため、総括安全副管理者、安全責任者及び安全担当者に対し、これらの者が従事する業務に関する能力の向上を図るための教育、講習等を行い、又はこれらを受ける機会を与えるように務めなければならない。
(訓練時の安全管理体制)
第11条 訓練時の安全管理に関する事項については、小美玉市消防本部における訓練時安全管理要綱(平成18年小美玉市消防本部訓令第27号)に定めるところによる。
第2節 安全関係者会議等
(安全関係者会議)
第12条 消防本部に安全関係者会議を設置する。
2 安全関係者会議は、次の各号に掲げる安全管理に関する基本的事項及び重要な事項を調査審議する。
(1) 危険防止に関すること。
(2) 安全管理の指導及び教育に関すること。
(3) 訓練施設、消防資器材等の整備に関すること。
(4) 公務災害の原因、調査及び再発防止に関すること。
(5) その他安全管理上重要な事項に関すること。
(安全関係者会議の構成)
第13条 安全関係者会議は、次の各号に定める委員をもって構成する。
(1) 総括安全責任者
(2) 総括安全副責任者
(3) 安全責任者
(4) 安全担当者のうち消防長が指名する者
(5) その他職員のうちから消防長が指名する者
2 安全関係者会議の議長は、総括安全責任者をもって充てる。
3 議長は、議事に関し特に必要と認める場合は、学識経験を有する者又は議事に関係ある職員を出席させ、意見を述べさせることができる。
(安全関係者会議の開催)
第14条 安全関係者会議は、1年1回以上とし議長が招集する。
2 安全関係者会議は、委員の過半数が出席しなければこれを開催することができない。
(安全関係者会議委員の任期)
第15条 第13条第1項第3号及び第4号に定める委員の任期は、1年とする。ただし、再任することを妨げない。
(安全関係者会議の事務局)
第16条 安全関係者会議の事務局は、総務課内に置く。
第3章 安全管理業務
第1節 安全教育
(一般教育)
第17条 総括安全副責任者は、職員の安全管理に関する意識の高揚を図るため、あらかじめ定める教育計画に基づき安全管理に関する教育を実施しなければならない。
(1) 新たに採用された者
(2) 著しく業務の異なる職に配置された者
(3) その他消防長が特に必要と認めた者
第2節 安全巡視等
(総括安全責任者の巡視)
第19条 総括安全責任者は、少なくとも毎年1回庁舎、訓練施設等を巡視し、安全管理上改善すべき事項があるときは、直ちに必要な措置を講じなければならない。
(安全責任者の巡視)
第20条 安全責任者は、少なくとも3月に1回庁舎、訓練施設等を巡視し、職員の安全管理上改善すべき事項があるときは、直ちに必要な措置を講じなければならない。
(安全担当者の巡視)
第21条 安全担当者は、必要に応じ庁舎、訓練施設等を巡視し、安全管理上改善すべき事項があるときは、安全責任者に報告しなければならない。
2 安全責任者は、前項の報告を受けた場合は、直ちに必要な措置を講じなければならない。
(庁舎、訓練施設等の整備等)
第22条 総括安全副責任者は、常に安全管理に配慮し、庁舎、訓練施設等の整備に努めるとともに、必要に応じ安全管理の措置を講じなければならない。
(消防資器材の点検整備)
第23条 職員は、常に消防車両及び消防資器材を点検整備し、異常が認められた場合は、速やかに総括安全副責任者に報告しなければならない。
第4章 記録及び報告等
(各種記録及び報告)
第24条 安全責任者は、次の各号に掲げる安全管理に関する記録を整備し、総括安全副責任者に報告するとともに、必要に応じて消防長に報告しなければならない。
(1) 安全関係者会議記録
(2) 安全教育実施記録
(3) 安全巡視等の結果記録
(4) その他安全管理上必要な記録
2 各種記録及び報告等の文書の保存期間は5年とする。
(その他)
第25条 この訓令の施行に関し必要な事項は、消防長が別に定める。
附則
この訓令は、平成18年3月27日から施行する。